編集歴50年

帝国地方行政学会(現・ぎょうせい)での「現行日本法規」の編集をかわきりに、日本法令様式(現・日本法令)での経営雑誌『会社実務』の編集、書籍(単行本)編集、ビジネス教育の会社ビジネス研究社を日本法令時代の先輩・桑原正勝氏と共同設立。イトーヨーカドーの新入社員教育教材などを手掛けるかたわら、桑原氏と念願の出版物、パッケージツアー旅行雑誌『じゃーにー』を創刊。現在の出版社コードはそのときのもの。

富士印刷制作部所属(後に出版事業部となる)の時代に情報誌『岡山の印刷出版文化情報誌 F&A』を企画・創刊。

その後”一業種一情報誌”をスローガンに『お酒の情報誌 萬古不易』(利守酒造)を、さらに『教育情報誌 CAPTAIN』(児島株式会社)を企画・制作。

退職後に出版社「書肆亥工房」を立ち上げ、出版プロデュース、記念誌、自費出版などを手掛けて現在に至る。

なんといっても、特筆すべきは『会社実務』という雑誌の仲間たちに育てられて、現在があると変わらず思っています。

知 識

前述したように、あらゆるジャンルの企画・編集してきたという自負があります。そして何よりも、富士印刷という会社では、編集者としてあまり経験することのない「印刷現場」で、日々、緻密で繊細な、そして根気のいる仕事を、間近に「見て、聞いて、学んだ」知識は「本作り」への揺るぎない自信となっています。

経 験

50年という編集歴の中で「本作り」に関わった、何百人もの様々な人との出会いや交流で、社会(世の中)の「甘い」も「辛い」も教わりました。旅行雑誌『じゃーにー』では自ら制作した1色刷りのチラシ(B5判二つ折り)を持って広告営業もしました。

また印刷されるということは「言った、いや言っていない」という曖昧な世界ではなく、印刷する「紙」に「残る」わけですから「間違いか、正しいか」結果は判然とします。その「怖」さも思い出したくないくらい経験しています。

禁酒會館3階左側が事務所です

 

書肆亥工房/代表・イシイ省三 略歴

〇1947年倉敷市(旧児島市)児島に生まれる。

〇中学3年の春に東京都杉並区荻窪中学に転校。

〇日大鶴ケ丘高校から日大法学部新聞学部(二部)に入学。マスコミ論等を学ぶ。

〇念願の出版社に入社。ぎょうせい(旧帝国地方行政学会)にて『現行日本法規』を編集す

 る。編集歴の始まり。

〇日本法令(旧日本法令販売所)入社。経営雑誌『会社実務』編集。休刊後、書籍(単行本)の編集。

〇旅(パッケージツアー)の情報誌『じゃーにー』創刊。

〇帰郷後、富士印刷にて「印刷・出版文化情報誌/F&A」企画・編集。また「こだわる人の

 お酒の情報誌/萬古不易」企画・編集。「教育文化情報誌/CAPTEN」企画・編集。

〇個人出版社/書肆亥工房設立。その後「くらしき絵本館」設立に関わり現在に至る。

〇1996年「倉敷ぶんか倶楽部」発足・ 所属、2015年「日本旅行作家協会」会員となる。